<center> <b>◆イオン化傾向とは？◆</b> </center>金属を構成する原子には <b>プラス</b>や <b>マイナス</b>の電気を帯びようとする性質があり、 <b>生体電流</b>の乱れは金属を使うことで整えることが出来ます。 <br> この <b>プラス</b>や <b>マイナス</b>のことを <b>イオン化傾向</b>といい、その <b>イオン化傾向</b>の強さは金属の種類によって異なり、その強さを順に並べたものを <b>イオン化列</b>といいます。 <br> <b>イオン化列</b>による金属の <b>イオン化傾向</b>の大きさの順を挙げてみると、 <b>アルミニウム</b>が最も大きく、次いで <b>亜鉛</b>・鉄・鉛・ <b>銅</b>・銀・水銀・金と続きます。 <br> このように異なる金属を <b>皮膚の表面</b>に置くことにより、そこに <b>電位差</b>が生じ、電流が発生し、乱れた生体電流が整えられます。 <br> 日本のコインは <b>１円玉</b>は <b>アルミニウム</b>、 <b>５円玉</b>は <b>銅</b>と <b>亜鉛</b>の <b>合金</b>(真鍮)、 <b>１０円玉</b>は <b>銅</b>で構成されていて、この <b>３つの金属</b>を合わせることによって、お互いの特性の相乗効果が生まれて、強力な <b>イオン化傾向</b>が生じます。 <br> それが <b>生体電流</b>の流れを整えます。 <br> （医学博士　 <b>谷津三雄</b>） <p></p> <center> <font size="4">◆<b>マイナスイオンとその効果</b>◆</font> </center>■ <b>マイナスイオンとは何か</b> <br> まず、 <b>イオン</b>というのは電気を帯びた目に見えない <b>原子及び分子</b>のこと。 <br> 空気中には目に見えない微粒子や分子が漂っており、それらは <b>プラス</b>か <b>マイナス</b>の電気を帯びていて、これら電気を帯びたものが <b>イオン</b>と呼ばれ、電気的に <b>マイナス</b>になっているものは <b>マイナスイオン</b>、プラスになっているものを <b>プラスイオン</b>といいます。 <br> 呼吸している一般的な空気は１立方センチ当たり1000～2000個の <b>イオン</b>があるといわれ、身体に好影響を与える比率はマイ <b>ナスイオン</b>対 <b>プラスイオン</b>が <b>３対１</b>又は <b>４対１</b>といわれています。 <br> ところが自分たちの周りの環境は <b>プラスイオン</b>が多く、よくない影響を受けています。 <br> <br> ■ <b>プラスイオン発生の原因と影響</b> <br> <b>プラスイオン</b>発生の最大原因は電気製品から出る電磁波です。 <br> その他には紫外線、排気ガス、酸性雨、汚れた河川、農薬、食品添加物、室内汚染化学物質、タバコの煙などです。 <br> <b>プラスイオン</b>が人体内で多くなった時の影響は、血管が縮まり血圧が高くなり、血液は酸性傾向になって血流が悪くなっていきます。 <br> 呼吸数も脈拍も増え、体が興奮状態になって体が疲れやすくなり、疲労も回復しにくくなります。 <br> <b>イオンバランス</b>が乱れることで骨に <b>カルシュウム</b>が定着しにくくなり骨がもろくなります。 <br> そして自律神経の働きが不安定になって、リラックスしにくくなるといわれています。 <br> <br> ■ <b>マイナスイオン効果</b> <br> <b>ストレス</b>の <b>緩和、精神安定、疲労感の軽減、免疫力向上、呼吸器の機能向上、快眠、快食、鎮痛、制汗</b>等多岐にわたる効果があるといわれています。 <br> そのしくみは、呼吸や皮膚から取り入れられた <b>マイナスイオン</b>は、血液を通って体全体をめぐり、細胞内の脂肪が酸化して乳酸が生成されるのを抑えます。 <br> そのため <b>新陳代謝を活発</b>にし、 <b>各細胞の機能を活性化</b>させ、 <b>疲労の回復を促進</b>する効果があります。 <br> 自律神経の機能がよくなるため、内分泌線の機能も良好となり、中枢神経や末梢神経にも好影響を与え、増血機能も増進します。 <br> そのため、抵抗力も増加し、身体全体のバランスが良くなります。 <b>マイナスイオン</b>は体の働きを鎮めてくれ、血管は拡張され、血圧は正常になり血液も <b>アルカリ性傾向</b>になって血流が盛んになってきます。 <br> <b>呼吸数も脈拍数も減少</b>し、 <b>疲労も回復</b>しやすくなります。 <b>自律神経も安定</b>しやすく、 <b>交感神経が活発</b>に働きすぎた時は <b>副交感神経を抑える働き</b>をします。■ <b>マイナスイオンが多い処</b> <br> 滝や川など水がほとばしっている処が自然の中では多いようです。 <br> 水滴が飛び散る時に、水滴から <b>マイナスイオン</b>が飛び出します。 <br> <b>レナード現象</b>、 <b>レナード効果</b>（滝効果）と呼ばれています。 <br> これは微細な水滴が発生するときに水滴は <b>プラス</b>に電気を帯び、周囲の空気は <b>マイナス</b>の電気を帯びるからです。 <br> 水辺以外に <b>マイナスイオン</b>が多い処は <b>樹木</b>が生い茂っている <b>山の中</b>などで、 <b>湿度</b>が高く水滴が多いという理由からです。 <br> 又、人工的なものでは <b>噴水</b>、 <b>シャワー</b>からも多く発生しています。 <p></p> <center> <table border="3" cellpadding="5" width="480"> <tbody> <tr> <th bgcolor="#ffff99">場所</th> <th bgcolor="#ffff99">マイナスイオンの数</th> <th bgcolor="#ffff99">プラスイオンの数</th> </tr> <tr> <th bgcolor="#ffff99">森林の中</th> <th bgcolor="#ffff99">2000</th> <th bgcolor="#ffff99">ほとんど存在しない</th> </tr> <tr> <th bgcolor="#ffff99">市街地</th> <th bgcolor="#ffff99">500～600</th> <th bgcolor="#ffff99">1000</th> </tr> <tr> <th bgcolor="#ffff99">オフィス内</th> <th bgcolor="#ffff99">300～400</th> <th bgcolor="#ffff99">500～600</th> </tr> <tr> <th bgcolor="#ffff99">都内マンション一室</th> <th bgcolor="#ffff99">100</th> <th bgcolor="#ffff99">500～600</th> </tr> </tbody> </table> </center>