現在ではすっかりソフトバンク色で統一されているホークスも、発足当初は世界的デザイナー三宅一生を起用するなど、新風でも台風並みの話題性をアピールし、ダイエーの鼻息の荒さを国民に見せつけたものでした。 <div> おかげで経営が次々と変わり、肝心のユニフォームも現場裏方氏らがユニフォームも『いったいどれを今日使うのか、準備に大わらわとなるほど。まずは宣伝第一！。実務二の次(笑)で話題づくりに最優先というブレーンの中で生まれてきました。 <br> <br>その象徴的なドタバタが、肝心なユニフォームの選定(笑) </div> <div> ひと言で、以下のブロガーが片付けてくれました。 <br>『 <b style="COLOR: #444444;"><u>略年表</u></b> </div> <div style=" COLOR: #444444;"> <b>1989年《ホーム・ビジター共通》福岡ダイエーホークス誕生に伴いユニフォームを変更。1992年まで。</b> </div> <div> <b style="COLOR: #444444;">1991年&nbsp;ビジター用ユニフォームがグレー地でオレンジ色のストライプに変更。1992年まで。</b> <br>この＊「おいねの福岡ダイエーホークスのユニフォーム（AmebaBlogには大いに助けられました）」 </div> <div> <br>とにかく、九州の財界を挙げて全九州人の願った『（西鉄以来の）プロ球団を!!』と一刻も早いとの大都市並みのプロ球団誘致に必死に取り組んでいたところに、西武ライオンズの仕掛人であり、広島カープの後見人としてプロ球団で知らぬことはないという根本さんが、ダイエー中内一族資本に西武の堤氏を加えて、70年代全国を席巻した「国土計画㈱」までジョイントさせ、九州経済全体の活性化を図ろうというのが新生『福岡ホークス』への野望でした。 <br> <br> <div style=" "> <b><font color="#444444">ビジター用はベージュ地に焦げ茶の縦縞でした。ベージュ地のユニフォームはなかなか見かけないこともあり、珍しいと思ってみてました。ところが、ベージュ地だと投手陣はキャッチャーのサインが見辛いそうで、それを改善する為に、1991年からグレー地にオレンジの縦縞に変更しました。</font><font color="#af5009" style="COLOR: #444444;">よく見ると色味が違うなという程度で気付かなかった方も多かったような気がします。（「引き続き</font><font color="#000000">『およねさんのブログ』への九州愛あふれる貴重な解説を参考にします』</font><font color="#af5009" style="COLOR: #444444;">」）</font></b> </div> <div style=" COLOR: #444444;"> &nbsp; <b style=" ">&nbsp;この時代はBクラスの常連でした。福岡へ移転して、大手スーパーマーケットのダイエーが羽振りが良かったこともあり、選手補強は積極的でした。ウイリー・アップショー選手、リッチー・ゴセージ選手、南海ホークスにも在籍したトニー・バナザード選手のような現役メジャーリーガーや、門田博光選手、今井雄太郎選手、水上善雄選手、ブーマー・ウェルズ選手など他球団からの主力選手などが加入して弱かったチームに風穴を開けてました。花が咲いたのはだいぶ後でしたが、この頃から強くなる為のチーム作りを積極的に頑張ってました。南海ホークス時代からの主軸選手の佐々木誠選手、山本和範選手、藤本博史選手、岸川勝也選手、森脇浩司選手、山内孝徳選手、山内和宏選手、吉田豊彦選手だけでなく、村田勝喜選手、浜名千広選手、柳田聖人選手などの若い力の台頭も忘れてはいけません。プロ野球ユニフォームを語るシリーズを投稿して思います、勝てない時期には不思議と若くて有能な選手が育ち、輝かしい活躍をするものだということを。（おいねブログより）<br><br>すばらしい解説ご見識です。</b> </div>ともあれ、私、マエノが親友水上君が広島にいきなりトレードという”疎開”をさせられて、即ダイエーへ…のシナリオの線を引いた方が球界全体のドン＝根本睦夫陛下だった！と気づかされたのはそのあとの事でした。 <br>結局はその本当の狙いは新球団ダイエーへの軟着陸。 <br>ミズなら、予定されている「大物監督候補浪人」だった、田淵さん王さんらがリーダーとなっても歓迎される人材シャッフルになるという深謀遠慮からだったと後年、気づきました。 <br> <br>ともあれ、いかに恥も外聞もなかったのか、シロウトのデザイナーではいかに世界的であろうが、捕手の股下の指が『ホームやビジターでは見にくい』と、投手陣からクレームが来たから変更なんてまさに前代未聞。というかお笑い事件です。 <br> <br>こんな事情があったからこそあわてて球団はユニフォームの仕様と、H＆Vのカラーを差別化を急務としたため、カッコ悪いことにお披露目までやった新ユニフォームを早速「２年で廃止」し変更してなきものにしたわけで、それが証拠にこの球団納入用ユニフォームのタグに背番号・支給年度の規定マーキングの他に[V]と一文字]黒々とした手書き？のような文字が描かれています（冒頭写真参照）。これはロッカー裏方さんらが使う『V（＝ビジターゲーム）』の用語略文字であろうとボクは読みます。 <br> <br>大げさなようですが、これが”ある時”を刻み残していると考えるのです。 <br>『ただでさえ、あのホークス創世記』で鳴り物入りで披露となった新生福岡ホークスの新生児制服が、『たった二年で消えた』というのはある意味球界でずっと残る『パリーグ不人気時代の苦闘を今に語るエピソード』ではありませんか？ </div> <div> <br>私もチェック中に、この[V]マークを見て球団各位のアタフタぶり？に素直に驚きました。 <br>このタグはあくまで『企業の職員専用の認識票』、こうして手を加えるなんて普通の企業ではやらないでしょう？ <br>現在、あれだけステイタスが頂点に達したＳＢＨ。 <br> <br>しかもこの『２年限定ユニ実使用』を実際に実使用していたのが、パリーグを変えた日「川崎１０・１９決戦」の主役。 <br>その水上善雄。と役者はそろっています。 <br>しっかり保存をお引受け頂けるシリアスなコレクターに安住の地をお探しています。 <br>『川崎球場に客が来た日』第一回週刊少年ジャンプ小説ノンフィクション大賞入選（アマゾンkinde）&nbsp;前野&nbsp;重雄 </div> <div> <br> </div>