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ご覧いただき、ありがとうございます。
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当出品物は、極めて独自性の高いMC昇圧トランスとしての評価を確立しており
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FRの真骨頂たる音質が味わえる、稀有な存在感を放つ銘機と名高いモデルでございます。
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その後に発売される同社の昇圧トランスとも異なる、異彩を放つ魅力を備えており
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フェデリティ リサーチの思想が、最も端的に堪能できる出来栄えでございます。
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前ユーザーが 更なる高みを目指したであろう、出力ケーブルの短縮化に挑んだ改造品で
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よくある、ケーブルの先端を切り詰めて、新たなRCA端子に付け替えた手法とは異なり
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より難易度の高い筐体内部での施工が施されたことから、純正の価値を尊重しながらのスタンスに
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好感が持てると同時に、相当なスキルの持ち主でしかできない方法論を敢えて実行したことに敬意を表します。
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純正では 1,5m近くあった出力ケーブルが、前述の通り 35cmくらいの長さに大幅に短縮されておりますので
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後続のアンプに繋ぐ際には注意が必要で、言い換えれば 経験値の高いユーザー向けの、使いこなしに長けた
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ベテランマニアにお薦めしたい逸品でございます。
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同社の空芯MCカートリッジと一脈通ずる、とても晴れ晴れとし歪み感が感じられない、極めて明瞭で清らかな音でございます。
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昨今、アナログレコードが脚光を浴びており、嘗てのようにオーディオの王道として
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スポットライトが当たることは喜ばしい限りでございますが、この分野は相当に難解で険しいが故に
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あくまでも趣味の範疇でございますので、にわかファンが手に負えずに、さじを投げるといったような
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一過性のブームで終わってほしくないと切に願う次第でございます。
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*)本品は、負荷モードに適合するトランスを 4機も個別に搭載しているので、下記の述べている「消磁工程」を
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それぞれ インピーダンス毎に施工しているため、とても時間と手間が掛かりましたが、満足行く結果が得られたと感じました。
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MCカートリッジや それに付随する 昇圧トランスなども、そのブームに乗っかって
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往年の銘機達の性能に注目が集まる中、それらに対する「消磁」にフォーカスした製品が
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幾つか登場していることは、注目に値することと感じておりました。
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その手法を施工すると確かに効果は感じられますが、各社での製品毎に優劣があるとというか
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すなわち 決定版がないようにも感じておりましたが、かねてからの念願であった技法がようやく実現となりました。
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採用したのは、高音質レーベルとして世界的に著名な米国の シェフィールド・ラボ社 が 嘗て発表していた
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「Magnetic Domain Matrix Signals」=磁気歪みを追放する 9種の消磁信号を活用することで
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昇圧トランスの中枢をなすコア(導線の巻枠)の不要な帯磁を中性化する措置を施しました。
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昇圧トランスを破壊することがないように、フォノレベルまでゲインを適正化するとともに
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レコード盤に刻まれた イコライジング・カーブ=逆 RIAA に酷似する周波数特性を保有させることで
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悪影響やストレスも与えず、しかも最大限の消磁作用を得ることになりました。
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9種の消磁信号は、周波数域を分割しつつ、それぞれ異なる信号のスペクトラムによって
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可聴域の全般にわたり、トータル的に消磁を施してくれますし、処置をした機器は 蘇生したといっても過言ではないレベルの
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著しい音質向上効果が得られましたので、当方出品のMC昇圧トランスに、全面的に採用していく所存でございます。
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他所では 絶対に得られない 大きな音質的 特典として、お見知り置きいただきたいと存じます。
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<span style="COLOR: #000000;">Fidelity Research フィデリティリサーチ FRT-4 FR独自のドーナツ型/リング形トロイダル トランス</span>
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<font color="#000000" face="Hiragino Kaku Gothic Pro, ヒラギノ角ゴ Pro W3, メイリオ, Meiryo, MS Pゴシック, MS UI Gothic, Helvetica, Arial, sans-serif">インピーダンス毎に4機搭載 筐体は鋼鉄とアルミ合金の2重構造 の出品でございます。</font>
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<font color="#000000" face="Hiragino Kaku Gothic Pro, ヒラギノ角ゴ Pro W3, メイリオ, Meiryo, MS Pゴシック, MS UI Gothic, Helvetica, Arial, sans-serif">当オークションで大人気の MC昇圧トランスで、FR 独自のドーナツ型/円断面の リングコアのトランスを</font>
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<font color="#000000" face="Hiragino Kaku Gothic Pro, ヒラギノ角ゴ Pro W3, メイリオ, Meiryo, MS Pゴシック, MS UI Gothic, Helvetica, Arial, sans-serif">様々なカートリッジのインピーダンスに完全に合致させるために、なんと4機も搭載した、</font>
<span style="COLOR: #000000;">たいへん贅沢な機種でございます。</span>
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<font color="#000000" face="Hiragino Kaku Gothic Pro, ヒラギノ角ゴ Pro W3, メイリオ, Meiryo, MS Pゴシック, MS UI Gothic, Helvetica, Arial, sans-serif">3Ω / 10Ω / 30Ω / 100Ω と、それぞれに負荷モード別のトランスが,個別に用意</font>
<span style="COLOR: #000000;">されていることで</span>
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<font color="#000000" face="Hiragino Kaku Gothic Pro, ヒラギノ角ゴ Pro W3, メイリオ, Meiryo, MS Pゴシック, MS UI Gothic, Helvetica, Arial, sans-serif">すべてのMCカートリッジに正確な電気的整合が得られたと、当時の資料には記されておりました。</font>
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Fidelity
<span style="COLOR: #1A1A1A;">research (FR)は、当時 MMカートリッジで高名なグレースのブランドで知られる品川無線の工場長であった</span>
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<span style="COLOR: #1A1A1A;">池田 勇氏が、品川無線を退社した その翌年=1964年に創業したアナログ関連の専業メーカーでありました。</span>
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創業した翌年の1965年に処女作である FR-1 がデビュー。その内容が 磁性枠にコイルを巻いたカートリッジより 出力電圧が著しく低く
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鳴らすのに手こずる、よりハードルの高い空芯コイル型であったことには驚かされます。
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ましてや、この時代は昇圧手段が充足しておりませんでしたので、なおのことでございます。
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放送局用としてはOrtofon SPU や Denon DL-103 が存在しておりましたが、コンシューマー用として市販されたMCカートリッジとしては
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DL-103が 1970年とされておりますので、それよりも何年も早かったということになります。
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当時はMMカートリッジしか選択肢がなかった一般のオーディオファンたちから、「MCカートリッジとはなんぞや」と注目されたと聞いております。
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自宅からスタートした小さな会社でしたが、その潔い思想と他にはない特徴を具現化した製品群に徐々に指示が集まり
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同社の空芯MCの集大成=FR-7 シリーズや オールステンレス製のトーンアーム=FR-64S/66S などは当オークションでも大人気であります。
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順調に拡大していったのも束の間、1982年に CDプレイヤーが市販されるようになってから、急速にレコード盤からCDへと主役が入れ替わり
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同社が経営難に陥っていったことは想像に難くなく、創業者である池田氏は 1984年に FRを去ることになりました。
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徹頭徹尾、空芯型のMCに拘っていた同社のアイデンティティーは揺らいでしまい、それ以降に発売されたMCは
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他に追従するような 俗にオルトフォン型と呼ばれる鉄芯型のMCになってしまうなど、迷走していき
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遂に1980年代後期に廃業となってしまいました。
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当の池田勇氏は 退社した翌年に IKEDA Sound Labs を設立し、世界中のハイエンドオーディオファイルから歓迎され
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2010年には、健康的な理由から 相談役に退き、石山克昭氏(アイテイ工業)に継承することとなり、譲渡されました。
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2018年に永眠。享年87歳。現在でも このIKEDAブランドは健在で、氏も草葉の陰から見守っていることと思います。
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空芯型のMCカートリッジに拘っていた同社が、昇圧トランスを発売したのは、FR-1の登場から翌々年に発売。
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初めてトロイダル巻きトランスという概念をオーディオ界に持ち込んだ記念すべき作品=FRT-3であります。
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一度だけ、乾電池で動作させる ヘッドアンプを登場させたことはありましたが、その後は トランス オンリーでございました。
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以来、トロイダル巻きの昇圧トランスを採用し続けたのは、他にはない優位性があったと確信していたのだと思います。
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資料によれば、ヒステリシス カーブやバルクハウゼン効果に起因する歪みや雑音成分を根絶すべく、これしかないと判断したようでございます。
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FR独自の完全なるリングコアを採用、EI型トランスに代表される組み合わせ型とは異なる一体成形型で
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なおかつ角ばった箇所のない理想的なドーナツ型/円断面の形状であることなどが特徴的です。
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材質は最良のマテリアルとされる 新種のパーマロイ。米国に特注したとされるトランス 巻線機でコアを完全に覆うように
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何千回と極細線を巻くことにより閉磁路が形成されて、漏洩磁束が極小な 格段に高効率な高性能トランスが完成したとあります。
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シャシは鋼鉄とアルミ合金の二重構造で、シールドと堅牢性を兼ね備えた、とてもよく考えられた造りです。
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筐体への搭載方法を観察しますと、メガネ型の金具を使い、トランスが上面/下面に接しない、宙に浮くように
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両方の側面に固定するなど、実に巧妙な手法を採用することで、振動に対する考慮も十分に検討されている印象でございます。
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内部の画像を掲載しましたので、ご参照くださいませ。
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使用に伴うキズやスレなどがありますが、目立つようなダメージは見当たりませんでした。
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底面のゴム足は、純正の物はとても小さく、とても機能しているとは言い難いですし
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加えて経年での劣化が避けられませんので、本機に合致するレッグをようやく探し当てて装着し直しております。
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他に見落としがあるかもしれませんので、画像を最大限に掲載いたしましたので、ご参照ください。
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外観の判断は個人差もありますし、受ける印象も様々だと思いますので
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細部まで気になさる方は、恐れ入りますが 入札をお控えくださいませ。
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中古のオーディオ製品という観点からのご検討をお願い申し上げます。
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実に様々な方々がいらっしゃいますことから、誠に恐縮ですが
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原則 ノークレーム・ノーリターン・ノーキャンセルでお願いしたいと思います。
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発送は ヤフネコ宅急便にて、全国送料無料 でお届け致します。
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なお、評価を希望されない方もいらっしゃいますことから
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当方への評価を頂きました方に、折り返し 送信しております。
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評価不要の方は、当方への評価も不要でございます
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どうぞ宜しくお願い申し上げます。
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