寸法 横×高さ×奥行 単位cm 53×33.6×21
重量 7㎏
トランス式真空管ラジオにご理解があり、以下の内容に納得頂けた方のご入札をお待ち致します。
1.始めに
(1)正確に分かりませんが、60年以上前に販売されていたラジオのようで、長期保管品を購入して整備したものです。
(2)真空管ラジオは電源スイッチをONにしてもすぐには動作しません。真空管ヒーターがウォームアップするまで時間がかかり、本機の場合15~20秒位で鳴り始めます。
(3)整備品とは申しましても専門的ではなく、当方趣味範囲の知識で行ったもので、経年劣化も含めて写真では再現し難い内容や動作面等でも不十分と感じられる部分があると思います。確実なものをお望みの方はご入札をお控えください。
(4)部品交換・動作の見直し等で回路を一部変更している箇所がありますので、オリジナルを望まれる方はご入札をお控えください。
(5)新しい部品と交換した箇所はありますが、まだ当初の部品も、手入れなしの購入時の状態のものを簡単な清掃や少しだけ手を加えて使用している部品もあり、長期間経過したラジオですので、今回の整備箇所も含めて安全性や耐久性については自己責任ということでお使いください。
(6)整備後、約2ヶ月経過しています。この間毎日ではありませんが聴いていて現状も問題は発生していないと思っていますが、将来を保証するものではありません。
(連続10時間の動作テストも数回行いました)
(7)本機にはオリジナルでPHとして外部入力はありましたが、この機能に加えてBluetooth機器を内蔵して無線方式でも外部入力を使えるようにしました。
(8)有線で使用するときは、ラジオ後側に接続コード用の入力部と有線・無線の切り替えスイッチを取付けています。
(スイッチONの時は、Bluetooth使用の無線接続 ・ スイッチ OFFの時は、接続コード使用の有線接続)
(9)外部入力を使用時には有線・無線の切替状況が赤と青LEDの点灯状態で分かるようにしています。
(赤と青LEDはキャビネットダイヤル部中心付近に取り付けて確認できるようにしています)
(10)
外部入力も有線・無線共にラジオから再生される音はLRミックスのモノラルです。
(11)本機の外部入力部は、Loインピーダンス対応としていますので、スマホ等イヤホーンからの音源入力専用としてお使いください。
(12)MW(中波)放送は付属する室内アンテナ線(MW・SW兼用)を接続して、当方が聴いていた近隣エリアの放送局に付いて感度は問題なく使用できました。尚、付属のアンテナ線は束ねた状態では感度は低い場合があるかも知れませんので伸ばした状態でご使用ください。
(電波環境によってはアンテナを室外に出す必要性や、逆に短い状態の方が聴き易い場合があるかも知れません)
(13)SW(短波)放送は、お聞きになる時間帯も関係して、兼用アンテナのままで局名は分かりませんが何局か受信できていました。又、SWの受信はアンテナ次第ですので、室外にアンテナ線を出す必要があるかも知れません。
(14)本機のマジックアイは消耗で輝度がほとんどありませんでしたのでLEDを使った自作品を取付けています。この指示器の扇部分は開閉式ではなく、同調の状態によって明るさが変化する方式です。扇部分の点灯状況は、正しく同調すると明るく、少しズレていると暗く点灯したり信号強度により点滅したりします。、同調していないと消灯になりますが、消灯していても弱い感度で受信している場合もあります。尚、外部入力使用時は消灯です。
(15)ボリュームにガリはありません。
(16)
ハム音に付きましては、気になる状態ではなく、良いレベルと思います。
(17)付属品は、MW・SW兼用室内アンテナ線と外部入力接続コードの2点です。
(18)本機真空管ラジオご使用時の注意点について
①真空管ラジオは、真空管や電源トランス、抵抗等から熱が発生しますので、ラジオの後ろ側には空間ができるような置き方など、放熱し易いように風通しの良い環境下でご使用されることをお勧めします。
②ご使用の際は、不具合が発生してもすぐに対応できるように、目の届く範囲でご使用されることをお勧めします。
③ご使用にならないときは、必ず電源を切り、コンセントは抜いておかれることをお勧め致します。
2.整備内容の詳細
■キャビネット関係
(1)木製部
①塗装は経年劣化で、傷・凹みなどがある・塗装剥がれがある等、不具合がありましたので旧塗装は木の部分までサンドペーパーで削り取り、木目を生かした塗装を行いました。(見方によっては細かな欠点はあると思います)
②クロス枠を取付けている3ミリのインチネジは全部錆びていて回りが悪かったため、手持ち品で3ミリのミリネジに変更しました。
(2)サランクロス部
①クロスは経年劣化で汚れ感が強かったので個人好みですが、スピーカー部に似合うと思われる布を購入して交換しました。
②Hi-Fiの銘板は劣化で出来た錆落としを行い、コンパウンドで磨きました。
(3)ダイヤル部
①透明パネルの表面は経年劣化で透明度の低下やで艶の低下などが見られましたので、全体的に#2000位の耐水ペーパーで水研ぎしてコンパウンドで磨き、艶と透明感がアップしました。
②パネルの内側もコンパウンドで磨き透明性をアップさせました。
③パネル部内側のネズミっぽい樹脂板は、整備中にヒビが入った個所から割れたため、接着して修理は行いましたが割れた個所が目立つため、、薄いアルミ板を同じ大きさの形に加工して白色塗装を行い、修理した樹脂板に重ねてキャビネットに取り付けましたので、きれいになりました。
(この板にはPHとBT(Bluetooth)の動作表示用部品を取付けるための6㎜穴を2箇所開けました)
④ツマミは4個とも円内部の白色塗装に色の剥がれや汚れがありましたので、4個とも剥がせる部分は色を剥がして白色で塗装しました。
⑤ツマミの軸に取付けているフェルトは劣化していましたので、4箇所とも新しいフェルトを使って自作したものと交換しました。
(4)金属製飾りバー
クロス部下の飾りバーは金属表面のメッキが剥がれ、錆も出ていましたので全体的に削り取り、金色の塗料を塗り、その上から透明のクリアーで仕上げて取り付けました。
(5)マジックアイの飾りリング
リングはメッキの剥がれと腐食していましたので、細かい目のサンドペーパーで削り、表面を整えて、飾りバーと同様に金塗装してクリアー仕上げして取り付けました。
(6)キャビネットの足
足に取り付けられていたクッションゴム4ヶ所は、ゴムの劣化で穴に詰まった状態でしたので、詰まったゴムは取り出し、新してクッションゴムを取付けました。
(7)裏フタはシミ状態の汚れ感が強いことと、カールしているため、4ミリの板を使い自作したものを取り付けています。
■本体部
(3)本機で使用されていたMW・SWの表示用や照明の電球はLEDに変更しました。
①MW・ SW切り替え表示灯は、2個の電球だったものを、2個の白色LEDにしました。
②ダイヤル部照明用電球2個は、4個の電球色LEDにしました。
又、配電基盤から照明用LED部にはコネクターを使用して接続しています。
(4)マジックアイは劣化で輝度がほとんどありませんでしたのでLEDを使用した自作の同調指示器をを取り付けています。取付に付いて、劣化したマジックアイ6Z-E1の足を外し自作品に活用して、オリジナルのソケットから信号や電気の供給を行うようにしています。
(5)全ての電解コンデンサーとペーパーコンデンサーは現状規格で流通している新品と交換しました。
(一部抵抗、ダイオード等を追加した箇所があります)
(6)外部入力はスマホ等、イヤホーンからの出力を音源にする目的で、入力部はトランス結合にしています。
(7)シャーシーは錆が出ていてざらついた感じでしたので上面と後面は錆落としを行い、シルバーで塗装しました。
(8)
今回の整備
で
ダイヤル糸が通る付近に部品を付けた関係で、糸が接触しないようにガイドのコロを1ヶ所増やしました。
(9)電源トランスの100V入力部の端子は固定が弱かったので接着剤で補強しました。
(10)AC100Vの電源コードは、劣化で硬くなっていましたので、差込みプラグと一体化した新品の線と交換しました。
(11)ヒューズ・劣化が目立つ配線と、ゴムブッシュはバリコン部分も含めて入手可能な新品と交換しています。
(交換したヒューズは1Aを使用しています)
(12ダイヤルの糸は劣化していましたので交換しています。
■Bluetooth機能追加に伴う整備内容
(1)本機の整備では無線でも外部入力が使用できるようにBluetooth機器を内蔵しましたが、機構的にはラジオのセレクトスイッチをPHにした時、連動してBluetooth機器の電源アダプタがON OFFできるように、セレクトスイッチのシャフトの動きでリミットスイッチが動作する加工を行っています。
(2)PHに切替えてBluetoothを使って無線で使用する時は、ダイヤルパネル部中心付近のPH表示部に赤LEDが点灯し、BT(Bluetooth)と表示した部分に青LEDが点灯します。
尚、枠で囲ったPHの赤文字とBTの青文字はPCで作成した文字シールを貼っています。
(3)Bluetoothを使用した無線と、接続コードを使用した有線の切り替えは、オリジナルでラジオ後面に入力端子があった部分に切り替え用のスイッチを取付けています。尚、この部分の銘板に表示している文字はPCで作成した文字シールを貼っています。
(4)有線での外部入力は、上記スイッチ部分にL Rミックスのために3.5mmステレオジャックを取付けています。
3.Bluetooth接続と有線接続に付いて(以下は、当方のスマホと音楽プレイヤーで確認できた内容です)
(1)外部入力に付いて、スマホを音源にした場合、保存している音楽だけでなく、ラジオ聴取無料アプリでMWやFM放送の聴取、ユーチューブ動画の音声をラジオのスピーカーから聴く等、色々楽しむこともできますが、本機では有線に加えて、Bluetooth機能の内臓で無線接続できますのでラジオの近くに接続するスマホ等を置いておく必要もなく、簡単な操作で接続ができて軽快に外部入力を使用することができます。
(使用したBluetooth機器は送受信の機能があるようですが、本機の場合は受信のみを使用しています)
(2)接続方法は簡単ですが、英文 中文の簡単な取説と自作したものを同梱致します。
(3)セレクトがPH状態のままでもでラジオの電源スイッチをOFFにすると連動してBluetooth電源もOFFになる回路です。
(4)外部入力使用中の操作は有線・無線共に接続側で行います。尚、音量調整はラジオのボリュームでも行えます。
(5)接続機器によって多少の違いはあるかも知れませんが、有線接続の場合は再生される音量が低めでしたので、このような場合は適度にボリュームで調節してください。
4.掲載した写真について
■写真は文字挿入など編集している過程で縦横比が若干変化したり、露光の関係でキャビネットの色やLEDの発光色などが感じ方によって変化して写っている写真があるかも知れません。
5.ご注意事項
(1)掲載写真の内容及び、説明文を最後までご確認頂き、入札をお願い致します。写真及びご説明内容はできる限り詳細にお伝えしたつもりですが、ご不明な点等ございましたら、日本語のみの対応となりますが、質問でご確認頂き、入札をお願い致します。
尚、質問はご対応の都合上、終了日時の5時間前までにお願い致します。
(2)落札ご意思が不確定だったり、不安と思われる方は入札をお控えください。
(3)ノークレーム、ノーリターンでお願い致します。
但し、商品到着直後のラジオとして機能しない重大な初期不良につきましては、取引きメッセージでその内容を連絡頂ければ誠意をもって対応させて頂きます。尚、連絡は商品到着後、24時間以内にお願い致します。
(4)支払いはヤフー簡単決済のみです。
(5)落札後48時間以内に、お届け情報と支払い方法の確認及び、お支払い手続きが可能な方に限らせて頂きます。
(この内容がお守り頂けない場合はフォローする事なく落札者様都合による削除になりますので予めご了承ください)
(6)支払い手続き確認後1~2日以内に発送致し ます。
(7)発送は段ボールに詰めて(梱包材は再利用品も使用します)、ヤマト運輸営業所持ち込みの着払いでお送り致します。
(他の発送方法は選択できません)
以上です。文末までお読み頂き、ありがとうございました。
ご検討をよろしくお願い致します。