<div> <b>竹尺八の改造始めました</b> </div> <div> REIZANはこれまで「安価で高性能な尺八を提供し尺八普及に貢献する」ことを目標として量産品を中心に改造をしてきました。3年間活動を続けてきましたがその間「竹の尺八も直して欲しい」というご要望が増えてきました。いろいろ熟慮した結果、できる範囲ではありますがそのご要望にお答えすることにしました。ご希望の方は質問欄（携帯番号）でご連絡くだされば折り返しメールにて返信します。ただし、超高額な竹はご遠慮願います。また大規模な補修が必要なものは直せません。今回の出品は竹尺八改造の一例です。 </div> <div style="COLOR: #000000;"> <br> </div> <div> <b>北原精華堂の尺八</b> </div> <div> ４代続く京都の老舗「精華堂」のラインナップの中でも「篁山調」はオークションでよく見かけます。邦楽4人の会のメンバーとして活躍された北原篁山師監修の尺八は当時としては音程の良さ魅力でした。学生時代に聞いた邦楽４人の会の尺八の音は「雑音が少なく正確無比」という印象でしたが、その演奏を支えたのが精華堂の尺八だったんだなと今思います。 </div> <div style="COLOR: #000000;"> <br> </div> <div> <b>変わりつつある尺八づくり</b> </div> <div> 何代も続いている工房には長い経験で培われた技法があります。おおむね老舗の作り方には「一本一本異なる竹の個性を活かす」という基本があるようです。尺八の展示会には数多くの竹が並んでいて、試し吹きをしながら自分の口にぴったりと合い「好みの音」で鳴る楽器を探します。予算の範囲内で相性のよい竹があったら思わず買ってしまいたくなります。 </div> <div> 新しい工房の尺八は製作者自身が実力のある演奏者でもあり、自分が理想とする音が出せる尺八を作っています。そのため歌口や指孔などが標準化していく傾向があります。購入した人はその「標準化された形」に自分の吹き方を合わせていく努力をしないといけません。フルートやサックスなどの洋楽器に近い発想とも言えます。 </div> <div style="COLOR: #000000;"> <br> </div> <div> <b>精華堂を泉州に変身させるプロジェクト</b> </div> <div> 今回の精華堂の6寸管は元の素材から非常によく鳴る竹で、筒音もビシッと決まり響きも申し分ありませんでした。ただ全体の音量がもう少し欲しかったことや、歌口周りの形がちょっと昔風で、舌面角と天口の角度が大きく開口部の形にも歪みがありました。よく言えば「竹の個性を生かした形」だったのです。ここをすっきりとした「泉州スタイル歌口」に変えるだけでも音量がアップすることは確実でした。また指孔もピッチを変えない程度に大きくすることで息の通りやレスポンスが良くなることも期待できました。そしてその予想通りREIZAN TUNEDによって竹尺八らしい引き締まった音色でピッチは正確かつ大音量の６寸管が出来上がりました。安価で高性能な６寸の竹を探している方にはピッタリだと思います。 </div> <div> 今や尺八は狭い日本音楽という枠を超えてさまざまなジャンルの音楽に進出していこうとしています。そのためには尺八にも進化が必要です。古い尺八でも改造によって音量や音質を劇的に向上させることができるのです。 </div> <div style="COLOR: #000000;"> <br> </div> <div> 【諸元】長さ480mm&nbsp;重さ328g&nbsp;頭部直径37mm <span>&nbsp; </span>&nbsp;底部直径46mm&nbsp;歌口内径縦19.5mm&nbsp;横19.5mm&nbsp;エッジ深さ4mm弱&nbsp;最大指孔12mm </div> <div style="COLOR: #000000;"> <br> </div> <div> <b>（留意事項）</b> </div> <div> <span>PC</span>動作環境などで色味が異なることがあります。何か疑問点があればご質問ください。なお取引は <span>NC/NR</span>でお願いします。落札された方は必ず落札後 <span>48</span>時間以内に手続きを開始するようお願いします。（落札代行業者の方はご注意ください。） <span>&nbsp;</span>また、評価が極端によくない方や「受取り通知をしてくれない」という悪評価が多数ある人は入札を取り消して、次点の方を繰り上げる場合があります。 </div>