<div> <span>&nbsp;</span> <span>京都の装束師から頂いた柾目の笏（櫟製）です。高齢</span> <span>による</span> <span>廃業</span> <span>のため</span> <span>譲っていただいたもののうちの一握です</span> <span>が、</span> <span>増えすぎてしまった</span> <span>ため出品します</span> <span>。</span> <span></span> </div> <div> <span>&nbsp;</span> <span>笏の</span> <span>幅や寸法は今日では明確な基準はありませんが、</span> <span>装束師の方</span> <span>いわく、</span> <span>当家独自の黄金比率があると</span> <span>のことです</span> <span>。すなわち笏頭の幅が</span> <span>二</span> <span>寸</span> <span>一</span> <span>分、笏尾の幅が</span> <span>一</span> <span>寸</span> <span>三</span> <span>分が形としては</span> <span>最も</span> <span>美し</span> <span>いそうで、本作はその比率にのっとって作られたそうです。</span> <span>ほかにも細かい条件をたくさん教えていただきましたが、印象的だったのは</span> <span>「</span> <span>懐中する際に落とすことのないように３８センチ</span> <span>の長さに</span> <span>作らせている</span> <span>」</span> <span>ということです。なるほど、と思いました。笏は案外落としやすいものです。</span> <span>特に屋外における祭典では落とすとかなり響きますので、そうなると祭典はもちろん氏子崇敬者や参列者に与える信用にも影響します。看過できません。</span> <span></span> </div> <div> <span>&nbsp;また、笏の材質としては本作は</span> <span>極上の部類に入るそうです</span> <span>。それは色を見ても判断でき、櫟の心材（赤身）の中でも良質な部位から</span> <span>加工</span> <span>されていると感じます。寒冷地で育った櫟</span> <span>でしょうか</span> <span>、目が詰まっているような印象も受けます。</span> <span>柾目で作られた笏は一本の丸太から取れる数が限られているので、良い木が少なくなった今日では希少価値が高いといえます。このような良い笏を作ることのできる職人もやがて減っていくでしょう。</span> <span></span> </div> <div> <span>&nbsp;</span> <span>頂いてから４年ほど経過していますが、大切に保管していたので状態は極めて良好です。</span> <span></span> </div> <div> <span>&nbsp;値下げはしません。</span> <span></span> </div> <div> <span>&nbsp;</span> <span></span> </div> <div> <span>木目の種類：柾目</span> <span></span> </div> <div> <span>全長：３８センチ</span> <span></span> </div> <div> <span>笏頭：６．４センチ</span> <span></span> </div> <div> <span>笏尾：３．９センチ</span> <span></span> </div> <div> <span>厚さ：９ミリ</span> <span></span> </div> <div> <span>重量：９０グラム</span> <span></span> </div> <div> <span>&nbsp;</span> </div>